ゾラニ・テテ(2)

ゾラニ・テテ

カシメロは英国でゾラニ・テテに勝ってチャンピオンになりましたよね。英国で世界チャンピオンになったフィリピン人は他に2人いるのですね。だからフィリピンが敵地でノックアウトしてチャンピオンになるというのは度胸があるのでしょうね。(ジョンリエル・カシメロ)

過去の世界タイトルで最短KOの記録はWBOのSバンタム級でダニエル・ヒメネスがハロルド・ゲイアーを17秒、その他はジェラルド・マクラレンの20秒、村田選手と戦ったアッサン・エンダムの22秒、それからバーナード・ホプキンスが24秒。それを上回る記録ですね。(ゾラニ・テテ)

長身のサウスポーというのはやりにくいですね。それで顔が小さい。それでアップライトに構えて頭の位置が下がってこないですよ。パンチが届きにくいのですね。(ゾラニ・テテ)

英連邦の関連がありまして南アフリカというのはイギリスと親しい国になるのですけど、その中の逸材であるテテをフランク・ウォーレンプロモーターが傘下に入れたのですね(ゾラニ・テテ)

ボクシングというのは1発当たれば形勢逆転するのです。(テテvsビラヌエバ)

今はわかりませんけど昔のアマチュアボクシングでは身体振って頭振ってダッキングしながら入っていくと注意されるのですよ。その伝統でアラジムの選手はアップライトで出入りする選手が多いのです。(テテvsビラヌエバ)

背の高いサウスポーで懐は深いし出入りも早い、それで自分の距離を保つのもうまい。そうした時に勝つためにどうしなくちゃいけないか。やはり「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ですよ。カウンター取られるのを覚悟しながら打ち合いに持ち込んでいって1発当てないといけないですね。(ゾラニ・テテ)

ジャブをはらう時にちょんちょんとはらっているでしょう。あれもっと強くバンとはらって右ストレートを打つ、それか逆に内側から外側にはらって右ストレートを打つのです。身体が開きますから。そのためにはもうちょっと距離を詰めないといけませんね。(テテvsビラヌエバ)

日本で江藤大喜選手とやった試合、あれは私がマッチメイクしたのですけど、倒し倒されで、本当に江藤選手があわや勝ちでしたよ。ところがあの試合ビラヌエバはラッキーでしたね。そこで生き延びたのでこういう世界戦線に踏みとどまったのですね。(テテvsビラヌエバ)

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