ハビエル・フォルトゥナ(1)

ハビエル・フォルトゥナ

フォルトゥナがジェイソン・ソーサに逆転KO負けした試合を北京で見ているのですが、最初からずっと攻めどおしで最後失速してスタミナ切れて逆転された、ああいう試合を経験するとペース配分するようになりますよ。(フォルトゥナvsロサダ)

以前のフォルトゥナはこんなにパワーをこめなかったですよ。回転の速いスピードスターだったのです。ジェイソン・ソーサにタイトルとられて、それで強振型にモデルチェンジしたのですよ。(ハビエル・フォルトゥナ)

私中国に行っていてハビエル・フォルトゥナとの試合、ずっと負けていたのですよ。ところがね、やっぱりボクシングというのは地道に手を出し続けるものですね、逆転KO勝ちでチャンピオンになったのです。(ジェイソン・ソーサ)

スロースターターってあるじゃないですか、エンジンがかかるのが遅い選手。その逆が最初から飛ばしていく先行逃げ切りのアーリースターター。文字通りこのフォルトゥナがアーリースターターです。早く入ってトップギアで打ち始めて先にペースを取ってしまうのですね。(フォルトゥナvsダグラス)

ダウンの無いラウンドで10-8つけると文句を言う人がいるのですよ。だって僅差のラウンドも10-9とつけているのに圧倒的な差をつけて10-8つけなかったら10点法の意味が無いですよ。そういう考え方をしているから変な採点になるのです。(フォルトゥナvsソーサ)

やはりパナマとキューバのトレーナーは質が高いのです。身体の柔らかさをいかしたボクシングをさせるのです。(バスケスvsフォルトゥナ)

中南米はある意味で1つの地域なんですよ。だからパナマ人のトレーナーが他の国のホープを教えたり。そう言うのが割とあるのです。国籍があってないようなのです。(バスケスvsフォルトゥナ)

ああいう中間距離でジャブを出すと相手をそらせることが出来るのです。それで相手をのけぞらせた感じで右ストレートをストンといくと距離があって強いパンチが打てるのです。だから左リードと言うのはそういう効果もあるのです。(バスケスvsフォルトゥナ)

だから作戦として意図的にラスト30秒で連打している感じがしますね。やはり終わりにこれだけ手数を出すとそれまでのラウンド展開がちょぼちょぼだった場合でどちらかにポイント振るという時に有利ですよ。(バスケスvsフォルトゥナ)

野球のキャッチボールと同じで受ける時にグローブをちょっと引いてボールの勢いを殺すでしょう。あれと同じで身体が柔らかいと瞬間的に首をすくめたり、上半身をちょっと反らしたり、パンチの勢いを殺して芯でくわないようにするのです。(バスケスvsフォルトゥナ)

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