ダニエル・ジェイコブス(1)

ダニエル・ジェイコブス

最近のゴロフキンはパンチをもらいがちだという批判は確かにあるのです。そこでこの試合に関しては強いパンチを打たれまいという防御思考があったと思いますね。比較的前半にもっと行っても良かったのだけどちょっと警戒しすぎた面がありますね。(ゴロフキンvsジェイコブス)

右が当たった後、次に何のパンチを出した方が効くか。左フックを返した方が早い場合と、次にもう一回右、右のダブルを持っていった方がいい場合と。ケースバイケースですね。(ゴロフキンvsジェイコブス)

クリンチ直前というのは一つの狙い目なのです。日本の選手というのはあまりショートフックを打たないのですけど、あそこでこめかみとか顎の先端にもっていくとクリンチ直前で倒せるパンチを打ち込める時があるのです。(ゴロフキンvsジェイコブス)

最後にいい言葉言っていたのですね。負けるとしたらダニエル・ジェイコブス以外の人間は考えられない。ジェイコブスだったら負けてもしょうがないという意味で友人を讃え、自分の悔しさも表している言葉だったですね。(ジェイコブスvsクィリン)

ある世界戦の通訳していた時に立会人が浜田さんと同じことを言っていました。「効いた時は自発的に膝をつくのも1つの方法だ」。ところが選手というのは倒れまい倒れまいとして戦っているのです。踏ん張ろうとしていますから自分から膝をつけないのです。(ジェイコブスvsクィリン)

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