ゾウ・シミン(鄒市明)(1)

ゾウ・シミン(鄒市明)

私はちょっとフレディーローチの教え方について一言苦言を呈したい。ローチは直さないですよ。それで良いところを引き出すんです。ちょっとナックルパンチを当てるとかプロとしての改造をもっとして欲しかったですね。(ゾウ・シミン)

欠点もありまして最後のパンチの打ち込みが甘いのです。もう次逃げることを考えていますからフォロースルー打ち抜きが効いていないのです。(ゾウ・シミン)

ゾウ・シミンのプロデビュー戦のファイトマネー30万ドル(3000万円)なのです。デビュー戦から3000万円もらって世界タイトルなんてファイトマネーはどうなるんだ。(ゾウ・シミン)

今は扇風機みたいなボクシングですよ。非常に回転が速いわけです。それに痛めつけた時には瞬間的に足止めて相手の急所に強いパンチを打ち込む。そうミックスすると良いですね。(ゾウ・シミン)

手打ちにもプラスとマイナスの面があるのです。手打ち故にウェイトがのってなくて効かない。ところが速いのです。引きも速い。危険度は少ないのです。(ゾウ・シミン)

(手を下げて戦うシミンに対し)楽なボクシングは危険なボクシングなのです。なんのために世界中のボクサーがトレーナーに「ガード上げろ、ガード上げろ」と言われるかというと、1000発のうち1発、10000発のうち1発で試合終わってしまう事があるからなんですよ。(ゾウ・シミン)

パンチが無くて非力なんだったらもうちょっとタイミング合わせを練習すればいい。同じパンチでも相手の出てくる時に合わせると効くのですよ。タイミングを考えればそう数出さなくても倒せるパンチが出るのです。(ゾウ・シミン)

ちょっと打ち方がまだ悪いですね。プロの選手でこんなきちんとナックルの当たらない打ち方してたら上には行けないですよ。例えば八重樫選手、ローマン・ゴンサレス選手、井岡選手、井上尚弥選手、やっぱり効かせる打ち方しているでしょう。(ゾウ・シミンvsヨクトン)

ゾウ・シミンの課題はボディを打つこと。ほとんどボディを打たないですね。(ゾウ・シミンvsヨクトン)

左手だけは上げた方が良いですね。今はコンビネーションブローの時代でしょう。軽量級でこんなガードで戦うトップクラスいないですよ。相手の早いコンビネーション、ガード上げていないと危ないですね。(ゾウ・シミンvsヨクトン)

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