リカルド・ロペス(1)

リカルド・ロペス

アルバレスはたたき上げの強さがありますね。メキシコのボクシングの技術的伝統、ホセ・メデルであり、ミゲル・カントであり、それからリカルド・ロペス。ああいったところのフェイントのかけ方、フットワーク、ブロッキング、ああいうのがカネロに凝集されているのです。(サウル・アルバレス)

普通左フックというのは右のガードを上げているとブロックできると思うでしょ。メキシカンの左フックはその間を入ってくるのです。リカルド・ロペスがロッキー・リンを倒したような、ロッキー・リンがブロックしているのに間を入ってきたのです。だから軌道を変えるのですね。(バルデスvs大沢)

普通ガード上げると手が出にくいのです。手を下げると出しやすいのです。ところが高いガードの位置でも手が出るようなトレーニングしているのは良い選手です。メキシコのリカルド・ロペスなんかもそうですね。(ドニー・ニエテス)

リカルド・ロペスにボクシングが割と似ているのですよ。スタイリッシュだしコンビネーションもある。でもリカルド・ロペスはもっとワンパンチの魅力がありました。(ファン・エストラーダ)

手元で伸びるようなパンチを持つ選手がいるのですよ。やってる相手は結構スピードを感じるのですが、はたから見るとまぁ普通だなと。メキシカンのビクトル・ラバナレスやリカルド・ロペスなんかそうでした。

まぁ数々のチャンピオンを作ってきましたね。ダニエルサラゴサ、ヒルベルトローマン、マルケス兄弟、リカルドロペス、ビクトルラバナレス、色んなタイプの色んな良いチャンピオンを作ってきてますね。チャンピオンメーカーです。(イグナシオ・ナチョ・ベリスタイン)

リカルドロペスはやっぱり攻防兼備で一発で倒す力を持っている。別格ですよね。(リカルドロペス)

メキシコというのはファン気質として男っぽさがないといけないですね。例えばエリクモラレスとマルコアントニオバレラだったらモラレスの方が人気がある。リカルドロペスのようなタイプは一つ人気が無いのです。こざかしい。玄人好みはするんですけど一般人気はとにかく勇敢に打合う選手なのです。

手が伸びるので思い出したのが、ロッキーリンとリカルドロペスですね。あの(ロペスの)左フックはあんだけ伸びてくるとは思わなかった。だからロッキーリンはくったのです。

コメント

  1. マニア より:

    ロッキーリンはロペス戦の前にスパーリングでやられていたらしいからね。練習不足だったのかも。

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