ヨルデニス・ウガス(1)

ヨルデニス・ウガス

だから若い頃の元気なパッキャオはもっと動きますよね。体力の消耗を避けるという意味でフットワークを控えたのでしょうけど、その分グローブの上であろうと飛騨するケースがあった。足使っていたらもっと相手を空転させて相手のポイントにならなかったかもしれない。(パッキャオvsウガス)

ウガスのニックネームは「54ミラグロス」というのです。54というのはピッチャーのアロルディス・チャップマンの背番号なのです。ミラグロスはお母さんの名前。チャップマンは元々ボクサー志望だったのです。2刀流ですよ。結局野球の方に行ったのです。

歴史の事を言うと1898年米西戦争というのがあります。アメリカとスペイン。その戦争の後スペインの支配下だったキューバとフィリピンこれがアメリカのものになった。キューバのウガス、フィリピンのパッキャオがアメリカの地で相まみえる。なんか歴史的因縁を感じますね。

1発の倒す力は無いのですけど非常にコンパクトに当てるテクニシャンボクシングですね(ヨルデニス・ウガス)

昔ジョージ・パーマサスというロサンゼルスの名プロモーターがいたのですよ。それでメインと同じクラスでセミファイナルで挑戦者決定戦的なのをおいて、万が一メインに支障があってもそれをスライドすることが出来るのです。それがモロにこれに当てはまるのです。(パッキャオvsウガス)

ウガスというのはキューバでナショナルチャンピオンを長く続けて19歳で世界選手権で優勝しているのですね。それでオリンピックの銅メダリストですよね。非常に技術力のある、非常にコンパクトにパンチを当てるその上手さ巧みさがありますよね。(ヨルデニス・ウガス)

このウガスはアマチュア時代に結構名のある選手に勝っているのです。フランシスコ・バルガスでしょう、それからペドラサ、それからサダム・アリ。その代わりアミール・カーンには負けているのです。(ヨルデニス・ウガス)

メキシコ系の選手は接近戦で肩をちょっと引くのですよ。それでたくしこんでウェイトの乗った大きいパンチを打つのです。日本の選手は接近するとショートパンチに切り替えるでしょう。ところが向こうの選手は肩を引いて隙間を作ってガンと左アッパーを持っていったりしますね。(ウガスvsフィゲロア)

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