
だけど普段から肉を切らせて骨を断つみたいな練習をしていなければそういうことをやれって言ったって出来ないですよね。(ロマチェンコvsカンボソス)

私昭和30年台からボクシング観ているのですけど、昔の評論家はこういうこと言うのです。軽いパンチは打たせてもいいんだ。芯に効かなきゃいいんだ。今のボクシングは打たせずに打つボクシング、安全第一でいいんだけれど、カンボソスもそう過剰ですよね。軽いパンチも打たせまいとするから自分も打てないのです。

これだけ威嚇してカンボソスを抑え込むというのは一つの技なのでしょうね。(ロマチェンコvsカンボソス)

地元でこれだけの観客が応援してくれているのだからカンボソスとしてはやはり良いところ見せないと。(ロマチェンコvsカンボソス)

「カンボソスのセコンドは良いパンチを当てたと声をかけていました(中野アナ)」「今のラウンドですか(小泉)」「今のラウンドですね(中野アナ)」「まあセコンドは選手を励ますために嘘をつきますからね(小泉)」(ロマチェンコvsカンボソス)

それだったら例えばコリアンファイターみたいに覗き見ガードでガードの上を打たせてもいいからぐいぐい接近して左右フックのショートで打ちまくる。方法はあるでしょう。(ロマチェンコvsカンボソス)

ショートでコンパクトに打ってきますから避けにくい面はありますよ。それだったら自分でストレートを打ってロマチェンコを近寄せないという。手を出さないから近寄ってくるわけです。それでもっと足を使わなきゃ。アウトボクシングすれば良いのですよ。(ロマチェンコvsカンボソス)

この試合ある意味で闘牛vs闘牛士の戦いですね。猛牛にあたるのがカンボソスですよ。パワーがあって強引で。それをいかにして闘牛士ロマチェンコがさばくか。(ロマチェンコvsカンボソス)

カンボソスは再戦でどういう作戦でくるかと思ったら結局二の舞だったですよね。ということはヘイニーの技術力ですよ。敵地でも勝つために相手に触らせなければ良いわけですよ。ブロックの上からでも打たせるとお客さん沸いて有効打みたいに見えるのです。そういうシーンを作らせなかったですね。(デヴィン・ヘイニー)

今日のジャッジはハンガリー、ポーランド、カナダなのですね。だから割とヨーロッパの採点基準になるかもしれませんね。そうするとボクサータイプの方が有利で、ヘイニーの方が高く評価されるかもわかりません。(カンボソスvsヘイニー)