ワシル・ロマチェンコ(4)

ワシル・ロマチェンコ

再戦して雪辱したいのはロマチェンコの方で、サリドは言葉悪いですけど勝ち逃げしてその勝ち星を誇っておけばいいのです。それで再戦するからにはビッグマネーを要求するのです。(オルランド・サリド)

「ニコラス・ウォータースとジェイソン・ソーサをギブアップさせました(赤平アナ)」「こういうのロマチェンコ勝ちと言うのです(小泉)」

(パウンドフォーパウンドでロマチェンコはどのあたりかの問いに対し)「うーん、トップ10の中には入ってくるでしょうけど、やっぱりこのボクシングに好き嫌いというのがあるじゃないですか。上手いんだけどちょっと技に走り過ぎ。」(ワシル・ロマチェンコ)

(ロマチェンコに勝つには?)もうファイティング原田戦法ですよ。当たるまでもう打ちまくるっていう。ガードの上であろうと肩であろうと打って打って打ちまくってロマチェンコが守勢一方の状態に追い込む、それも一つの手ですね。(ワシル・ロマチェンコ)

結局ビッグファイト狙いなのです。相手次第。スーパーフェザーも相手がいない。相手に枯渇する状態。だからベストウェイトは多分このぐらいと思うのですよ。だけど上に上がってもテクニックで通用するつもりがあるのでしょうね。(ワシル・ロマチェンコ)

メイウェザーの速さというのは反応速度なのです。相手がちょっと動くとカチンとか、打ち終わったらすぐとか。ところがロマチェンコは位置取りが上手いのです。(ワシル・ロマチェンコ)

攻撃で相手を屈服させる選手はたくさんいますよ。ディフェンスで相手が何を打っても当たらない、もう嫌になってしまって意気沮喪といいますか、だからファイティングスピリットをディフェンスで削いでしまうというボクシングをしますね。(ワシル・ロマチェンコ)

それからクワテ・サンチェス戦は矢尾板さんの名作です。もう水澄がリングを這うみたいな、相手が出てくるとすっと動いてカチン、相手が出てくるとすっと動いてカチン、もうおもちゃですよ。だから調子が良い時はロマチェンコ的なボクシングをしていましたね。(矢尾板貞雄)

昔ロマチェンコみたいな動きする選手がいたのです。矢尾板貞雄さんです。パスカル・ペレスに敗れるまでは大きく動きすぎだったが負けて中南米に遠征し帰ってきたら小刻みなすり足になったのです。特に坂本春夫さんを倒したような相手の至近距離でサイドに動いて左フック、ああいうのが似ているのです。

至近距離でサイドステップが出来る。距離をおいてサークリングとかサイドステップはみんな出来るのですよ。ところがここまで近い距離でグッとまわるというのはなかなか出来ない。ただまわるのではなくタイミングの取り方が上手く、そしてアングルの合わせ方が上手いのです。(ワシル・ロマチェンコ)

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