■ボクシング知識(2)

■ボクシング知識

原則として9ヶ月に1度は最強の挑戦者(指名挑戦者)と戦わなくてはならない。ところがWBCだけはそれを1年にしているのですね。だからWBAとか他の団体は9ヶ月に1度なのです。

日本語では全勝と無敗は違うでしょう。英語は「undefeated」で負けが無いというのです。ところがそれをあえて区別するには「unbruised」と言うのです。これはシミ・傷が無い。だから引き分けとか無効試合は「bruise」なんです。レコードとしてはシミなのです。

ボクシングでは統計取ると初戦と再戦があった時、初戦勝った方が約6割近く勝っているのです。それとボクサータイプとファイタータイプが再戦した時もボクサータイプが有利と言われています。やっぱりテクニックでボクシングを変える事が出来るからです。

倒したパンチが当たった位置なのですが耳の真下なんですね。ここはあまり急所と言わないのですが、アメリカでは「Under the ear」と言ってここものすごい急所なんです。チン、ジョーと並んであそこ打たれると平衡感覚が取れなくなる急所なのです。

スタミナを計るのという事は結局最大酸素摂取量なんですよ。それで村田選手は非常に走るのが速いらしいんですね。この試合というのはフルラウンド戦った。世界戦やる前にこういうフルラウンドやったというのは非常に大きな経験だと思うのです。

グローブのテープが剥がれたらセコンドが巻くでしょう。巻くんじゃないんです。ラウンド中はテープ切るんですよ。これをスタンダードにすべきです。巻くのは選手を休ませるためでしょう。

中南米なんかでは止血剤持ってきてなくて親指の圧だけで血を止めるトレーナーもいるのです。深い傷はそれでは止まらないです。

楽なボクシングは危険なボクシングなのです。なんのために世界中のボクサーがトレーナーに「ガード上げろ、ガード上げろ」と言われるかというと、1000発のうち1発、10000発のうち1発で試合終わってしまう事があるからなんですよ。

(「マウスピースをはくというのはどういう感じなのですか」の問いに対し)あれはぐっと噛んでられないのです。空気を吸いたい、腹が痛い、効いている、だからギブアップ状態。それで口に締まりがなくなってマウスピースをはいてしまうのです。(ビロリアvsスニガ)

オリンピックで金メダルとるのはプロで世界タイトルをとるより難しいと言われますね。そしてオリンピックで金メダルとることはexposureって言うのですが「露出」なのですね。効果が大きいわけです。金メダルとってプロ転向してくると非常に注目度が高いのです。

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