中谷正義(1)

中谷正義

全米記者協会の「Fight of the year」、年間最高試合に選ばれる、ノミネートされるだけでも大したものなのです。なかなかここに入らないですから。(中谷正義vsベルデホ)

ベルデホというのは先行逃げ切りなのですよ。それで後半ちょっと失速傾向があるのです。なまじ2度ダウン取ってKOチャンスがあったので力を前に出している部分があったですね。これ逆転のチャンスもあるなというのもちょっと予感があったですね。(中谷正義vsベルデホ)

2試合ともリズム負けですよ。だからボクシングはリズムなんですよ。リズムトレーニングしたらきっとまた両選手は良くなりますよね。(中谷正義vsロペス、江藤光喜vsシントロン)

「浜田さん何ラウンド中谷にやりました?(小泉)」「私はロペスの115-113になりますね(浜田)」「私は1、2、6、10の4つですね、だからロペスの116-112かな、まあ善戦健闘ですよ。気持ちの点で負けてないですからね(小泉)」(中谷正義vsT・ロペス)

この試合で意外なのはロペスの思った以上のスタミナです。前半ばかりに倒しているのでもっと失速するかと思ったのです。それと中谷のタフさ打たれ強さです。結構良いパンチ貰ってますけどケロッとして戦い続けています。(中谷正義vsT・ロペス)

中谷が良いのは打たれて下がらないことですね。打たれた場合に前に出てますから。それで距離を殺してます。(中谷正義vsT・ロペス)

島津アリーナでライアン・セルモナという選手と戦って、その時の中谷選手の出来は素晴らしかったですよ。セルモナはタフでパンチのある比国人ですけど、中谷選手の仕留め方が素晴らしかった。外国人レフリージャッジが日本にもこんな身体が大きくて強いライト級がいるのかと褒めてました。(中谷正義)

だから出来るだけ左ジャブをシングルでなしにダブルで打ち込むのです。そしたら右クロス封じになりますから。(ロペスvs中谷)

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