フロイド・メイウェザー(5)

フロイド・メイウェザー

私が来年期待するカードは龍虎2です。龍虎対決というのはメイウェザーvsパッキャオのパート2ですね。メイウェザーを引き出すには条件がいるのです。パッキャオがカムバック路線に乗って今度やればパッキャオが勝つのではという機運が熟してきたらメイウェザーは乗り出してくると思います。

モハメド・アリというのはスポーツだけのヒーローでなしに社会的政治的ヒーローだったのです。だから時代が生んだヒーローですね。他の時代のボクシングでフロイド・メイウェザーみたいな強い選手は出てくるかもしれませんが、アリのように時代とともに問題提起したスターは現れないと思いますよ。

最近ボクシングはテクニカルになりまして打たせずに打つボクシングの方向にいってますから、フロイド・メイウェザーしかりこういう相手に打たせない上手さで売っている選手がある程度のパーセンテージを占めてるのですね。(テレンス・クロフォード)

メイウェザーの功績や素晴らしさも認めますよ。いやあ素晴らしい、素晴らしい。しかしメイウェザー「グッバイ」です。(フロイド・メイウェザー)

私はメイウェザー時代が終わって欲しかったのです。そして1980年代のあのしっかりとしたボクシングに戻りたいと思っていたのです。みんながメイウェザーになったらボクシングが死んでしまいますよ。ラストラウンドみんなブーイングしていたじゃないですか。やっぱりボクシングは倒しにいかないと。

私はちょっと否定的な事を言いますけど、メイウェザーがもたらしたボクシングの進化というのは本来私達が進もうとしているものよりずれてたのではと思うのです。ボクシングのエキサイティング、感動、スリル、そういうものからずれて打たさずに打つボクシングだったのです。(フロイド・メイウェザー)

ロッキー・マルシアノが引退したのが1956年で今から半世紀以上前なのですけど、やはり比較するとロッキー・マルシアノというのはエキサイティングな感動を与えたのですが、メイウェザーはそういう部分でちょっと次元の違う選手なのです。(フロイド・メイウェザー)

フランシス・ベーコンという人が「知は力なり」と言ったのです。知力、知性。ボクシングでディフェンスは力なんです。今まで攻撃というのが力だったのです。ところが歴史みてヘビー級ジャック・ジョンソン、モハメド・アリ、フロイド・メイウェザー、相手にパンチ全然当てさせないのも戦力なんですね。

メイウェザーはボクサータイプなのにボディーの打ち方が上手い。わかったのですよ。あれだけ練習でボディーミットを打つ。世界中のトレーナーは顔面のコンビネーションを色々と打たせて教えるの上手いのですが、ボディーのコンビネーションは開発の余地がまだあるのです。(メイウェザーvsベルト)

パッキャオはやはり負けたほうですからね再戦して雪辱したいでしょうけど問題はメイウェザーですよ。だからメイウェザーのモチベーションというか、「もう一回パッキャオの挑戦を受けてやろう」という風になるかどうかですよね。

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