
ロマチェンコのこれまでの欠陥というのは手数が少ないのですよ。技仕技に溺れるという感じで、相手のパンチを外しているのだけど自分も打つ量が少ないから、これまで敗北を起しているのですけど、それの反省ゆえかこの試合ではよく手数を出していましたよね。(ロマチェンコvsカンボソス)

だけど普段から肉を切らせて骨を断つみたいな練習をしていなければそういうことをやれって言ったって出来ないですよね。(ロマチェンコvsカンボソス)

これだけ威嚇してカンボソスを抑え込むというのは一つの技なのでしょうね。(ロマチェンコvsカンボソス)

「カンボソスのセコンドは良いパンチを当てたと声をかけていました(中野アナ)」「今のラウンドですか(小泉)」「今のラウンドですね(中野アナ)」「まあセコンドは選手を励ますために嘘をつきますからね(小泉)」(ロマチェンコvsカンボソス)

それだったら例えばコリアンファイターみたいに覗き見ガードでガードの上を打たせてもいいからぐいぐい接近して左右フックのショートで打ちまくる。方法はあるでしょう。(ロマチェンコvsカンボソス)

ショートでコンパクトに打ってきますから避けにくい面はありますよ。それだったら自分でストレートを打ってロマチェンコを近寄せないという。手を出さないから近寄ってくるわけです。それでもっと足を使わなきゃ。アウトボクシングすれば良いのですよ。(ロマチェンコvsカンボソス)

デヴィン・ヘイニー戦でちょっとある意味でロマチェンコに失望した面もある。デヴィン・ヘイニーにこれだけ技持っているのに勝てないのか。やっぱり打たないとポイントがこないということですよ。ロマチェンコといえども。(ワシル・ロマチェンコ)

今のボクシングは高速回転の連打、手数を出した方がポイントを取れる。だから逆にいえば手を出さないとロマチェンコでも負けなのですよ。現実問題。3敗しているのですよ。

どっちが圧していたか。ボクサータイプがボクサーとしての戦いをしていたか、ファイターがファイターとしての戦いをしていたか。ディフェンスで優劣がつくのだったらロマチェンコにもっとポイントいっていますよ。ところが今は採点基準を考えさなおさないといけない時期にきてますよね。