エリック・モラレス (1)

エリック・モラレス

メキシコで4階級制覇をやったのは、エリック・モラレス、フアン・マヌエル・マルケス、ホルヘ・アルセ、カネロ・アルバレス、そしてこのレオ・サンタ・クルスですね。

カネロみたいなのはメキシコの伝統歴史を継いで熟成されて出来上がった結晶みたいな感じがしますけどね。チャベスの強さもあるし、ミゲル・カントの避ける上手さもあります。サラテとかバレロとかモラレスとかそういうのをみんな吸収しているのがカネロ・アルバレスです。

あの右フックなり左フックの打ち方をするのですよ。グローブを普通当たるところに直角に持っていくでなしに、側面が当たるみたいな振り方をするのです。あれが結構相手からすると見えにくいのか、エリック・モラレスやアミール・カーンなんかあれをくっているのですね。(ダニー・ガルシア)

私はダニー・ガルシアはもっと強い選手になると思ったのですよ。アミール・カーンを倒した試合とか、エリック・モラレスを左フックで沈めた試合。結果論ですけどスーパーライトですかね、ちょっと長くいすぎたんじゃないかなって、ウェイトが原因でちょっと精彩を欠く試合がありましたよね。

メキシコの3強といえばマルコ・アントニオ・バレラ、エリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケス、まあこういう選手をやぶってメキシカンキラーですよね。(マニー・パッキャオ)

このガルシアのキャリアを見ると運の良さもありますよね。エリックモラレスも下降線をたどっていた。ザブジュダーも全盛期でなかった。そういう名前のある力の落ちている選手をやぶってのし上がってきたのです。(ダニーガルシア)

メキシコというのはファン気質として男っぽさがないといけないですね。例えばエリクモラレスとマルコアントニオバレラだったらモラレスの方が人気がある。リカルドロペスのようなタイプは一つ人気が無いのです。こざかしい。玄人好みはするんですけど一般人気はとにかく勇敢に打合う選手なのです。

日本のジム所属の選手がボクシングの本場アメリカでこうして戦うということは画期的ですよね。メキシカンのバレラとモラレスがアメリカで戦った、こういう例はあるんです。こういう時代が来たんですね。それだけこの試合には価値があるんですよ。(リナレスvs荒川)

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