白井義男(1)

白井義男

日本の白井義男さんからタイトルを奪ったパスカル・ペレスこれがアルゼンチン最初のチャンピオンですね。それでカルロス・モンソンとか、マルコス・マイダナといった色んな選手が出てますけどね、テクニシャンとハードパンチャータイプがいますね。

昔、白井義男さんが試合終わっても髪の毛がピシッとしていてまあポマード付けていたのですけど、結局相手に触らせないという一種のダンディズムですよね。ボクサーというのは伊達男のスポーツでね、かっこよさを競うというところがありますね。(白井義男)

日本初の世界チャンピオン白井義男さんがタイトル取られたのもアルゼンチンのパスカル・ペレス、そのペレスがアルゼンチン初の世界チャンピオンなのです。

面白い話があって初代世界チャンピオンの白井義男さんのトレーナーのカーン博士が「白井のコンビネーションは54通りある」って言ったのです。彼は学者だから順列と組み合わせみたいなものでそう言ったのですが周りは「白井はそんなにコンビネーションあるのか?」なんて言っていました。

白井義男さんとダド・マリノの試合、1ラウンドお互い全然パンチを出さない。フェイントかけあって様子見。昔の15回戦の1ラウンド目ってそういうのが多かったのです。お互いパンチ出してないですから5-5であったり10-10だったりしたのですね。(クイッグvsフランプトン)

白井義男さんが初めて世界チャンピオンになったのは昭和27年それから59年間。幾多の日本人の世界チャンピオンが出ました。誰一人としてアメリカで防衛を成し遂げた選手いないし、ラスベガスで防衛戦をした世界チャンピオンはいないのですよ。これは史上初ですよ。(西岡vsマルケス)

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