シュガー・レイ・レナード(1)

シュガー・レイ・レナード

実際の試合と映像の差の一例ね、マービン・ハグラーとシュガー・レイ・レナードの試合、テレビの解説でラスベガスに行ったのですよ。ハグラーが足にきたのですよ。身体が揺れたのです。ところが帰ってきて映像を観たらそれが映っていないのです。上半身だけ映しているから下半身の足にきた場面が消えているのです。だからあまりスイッチングというのも実状が見えないのです。

リオオリンピックのバンタム級の銀メダリストですね。非常にスピードがあって当て勘が良い。それでコンビネーションが鶴瓶打ちみたいな速射砲が出ますよね。ボブ・アラムプロモーターがシュガーレイ・レナードの再来だと評価するスピードスターですね。(シャクール・スティーブンソン)

1980年代に黒人選手が強かったですよね。ハグラーでありハーンズでありレナードであり。ああいった黒人選手の強さ、1発のパンチの強さ、瞬発力、そういうのを彷彿とさせる選手ですね。(ジャーメル・チャーロ)

ウェルターを獲ってミドルも獲ったのは歴史上それほど例が無いのです。シュガー・レイ・ロビンソン、カーメン・バシリオ、エミール・グリフィス、シュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズ、フェリックス・トリニダード、オスカー・デ・ラ・ホーヤ。名王者ばかりです。

1勝1敗の後の第3戦の事をラバーマッチと言います。ラバーマッチというのはグレートファイトがありますね。アリvsフレージャー、レナードvsデュラン、ボウvsホリフィールド。最近は激闘の代名詞になっているガッティvsウォード、ガッティの2勝1敗だったのですが3試合とも凄い激闘でした。

良い選手なんですけどね、ウィルフレドゴメスとかシュガーレイレナードのような反射神経のすごさとかそういうのじゃないんですね。非常に堅実な基本を身につけている。そんな強さですね。(Mガルシアvsブルゴス)

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