海老原博幸(1)

海老原博幸

1ラウンド40秒ですよ。海老原博幸さんがポーン・キングピッチを1ラウンド左ストレートで倒しましたけどそれ以上に早いですよ。いわばオープニングヒット、先制打で倒しましたね。(トロヤノフスキーvsインドンゴ)

アルゼンチンのサウスポーで思い出すのは海老原さん田辺清さんと戦ったオラシオ・アカバリョですね。そして日本で坂本博之選手や吉野弘幸選手と戦ったファン・マルチン・コッジ。アルゼンチンの選手はパンチを当てるのが上手いのです。

海老原博幸選手の試合で対戦相手が判定まで生き延びる事だけを考えて戦っていた。それで海老原選手はダウンも取ったけど倒しきれなかった。その時テレビの解説者が「一方が逃げる事だけを考えたら倒しにくいものだ」と言ったのですね。あぁ良い事言うなと思ったのです。

過去の歴史を見ますと、原田、海老原、柴田、石松、ロイヤル小林、世界チャンピオンとして海外で勝てなかったわけですよ。日本人で過去海外防衛したのは渡辺二郎で24年前ですよ。そういった日本ボクシング界の伝統やノウハウというのが西岡選手の中に生きていると思います。(西岡vsゴンサレス)

アカバロと高山勝義、海老原博幸とアカバロ、サウスポー同士。ともに負けたんです日本サイドが。アカバロの右リードに負けたんです。あの頃の前は当時の日本のサウスポーは右フックなんですよ。右のジャブが無かったのです。やっぱりサウスポーでもジャブを出さないとと教え方が変わったのです。

タイトルとURLをコピーしました