ドニー・ニエテス(1)

ドニー・ニエテス

私マカオ行って井岡選手とこのニエテスの試合を観たんですけど、お互いディフェンスが良いテクニックのある選手の試合というのはこんな試合かと思ったのですね。全然パンチが当たらないのですよ。パンチの殺し合い、上手いもの同士だから。(井岡vsニエテス)

確かに肘を絞っていますよね。だから八の字でなしに、箸を二本立てたみたいな。そうすると脇腹を締めて出来るだけインサイドからのショートパンチが打てるのですね。(ドニー・ニエテス)

強くなる選手は世界ランカーになってからもう1回強くなる時がある。脱皮すると言いますか、一皮むけるという。だから日進月歩でやっぱり上手くなるとか強くなるとかパワーがつくとか、そういう風に化けていかないといけないですね。(ニエテスvsカリージョ)

パリクテというのはこのニエテスと引き分けているのですからね。大柄でパンチがある強敵だったですけど井岡選手は見事にTKO勝ちしましたよね。(ニエテスvsカリージョ)

(前戦から2年と3ヶ月のブランクについて)ちょっとモチベーションが落ちて、ちょっと休みたいと言って、それでブランクとって。カムバックしてくるとは思わなかったですけどやる気になったのですね。(ドニー・ニエテス)

倒してから手を出さないでプレッシャーをかけるニエテスのフットワークはあまり良くないですよ。やっぱり左を出すのですよ。例えばスローな左を出すでしょう。相手も合わせてくるでしょう。そこへガチんといったら一発で決まるのです。(ニエテスvsパーラ)

ベテランですからペース配分が上手いのですよね。攻めて運動量が多かったラウンドの次は休むのです。そしてプレッシャーかけながら休む。行くぞ行くぞと威嚇してフェイント掛けながら休むのです。(ドニー・ニエテス)

パンチというのは構えている時は力を抜いて、当て際にグッと瞬間的に一点集中するのです。その落差でパンチが生まれるのです。だから最初出し始めに肩の力を抜いておいた方が当て際に瞬間的に硬いパンチが出るのです。(ニエテスvsパーラ)

普通ガード上げると手が出にくいのです。手を下げると出しやすいのです。ところが高いガードの位置でも手が出るようなトレーニングしているのは良い選手です。メキシコのリカルド・ロペスなんかもそうですね。(ドニー・ニエテス)

本来ボクサータイプなんです。ところが打ち合いに持ち込んで相手を大振りさせるんです。自分はインサイドからカウンターを打つ。倒してきたのはほとんどこのパターン。(ニエテスvsグティエレス)

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