フラッシュ・エロルデ(1)

フラッシュ・エロルデ

スーパーフェザーというクラス、歴史的には出来上がったのは1921年です。だからWBAあるいはリングマガジンが出た年なんです。1949年になったのがサンディ・サドラー。それで10年くらいブランクがあくわけですよ。そこでハロルド・ゴメスというアメリカのチャンピオンがこのクラスを復活させた。それの次のチャンピオンがフィリピンの有名なフラッシュ・エロルデ。それで日本人でいえば、沼田、小林弘、柴田、上原、畑山、内山、粟生、三浦、こういった選手が出ているのですよ。まあ日本で届きやすいお馴染みのクラスですよね。

かつてね出血したらパンチであろうが偶然のバッティングだろうが出血のために試合続行出来なくなったらみんなTKO負けだったのです。その当時はフラッシュ・エロルデとか徹底的にそこ狙うのです。

フラッシュとはまあ閃光という意味でしょう、火花が散るような瞬間的なスパークする速さ、だからフィリピーノフラッシュ、ノニト・ドネアがその名前をつけてますよね。(フラッシュ・エロルデ)

フラッシュ・エロルデって今のボクシングファンでご存知ない方もいらっしゃるかもわかりませんけど、世界ジュニアライト級、今でいうとスーパーフェザー級で10度防衛したフィリピンの英雄ですね。(フラッシュ・エロルデ)

老獪なチャンピオンというのがいますよね。パスカルペレスが米倉会長と対戦した時、米倉会長がひるんだりするとがっとペースを上げてきたり。それからエロルデもそうでした。自分も疲れてきてるんだけどペース上げてきたり、相手が打ち気になるとホールドしてしまったり。上手さやズルさがありますね。

日本は連打型の選手、フィリピンは1発屋ですよ。パンチのある選手が多い。エロルデしかりローランドナバレッテ。まぁサラバリアはテクニシャン。そういったいい選手が次から次へと出てきますね。

かつてフラッシュエロルデというフィリピンの偉大な世界チャンピオンがいましたけどね、(ドネアは)現代のフラッシュですね。(モンティエルvsドネア)

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