ローブローを受けた選手は一定の時間の休みの後、必ず戦いますよ、勝ちたいのだから。勝ってより次のタイトルなり高いステータスを得たいのだから。そこで止める選手はいないですよ。そこで止めたのがカーンなのです。(クロフォードvsカーン)
私は終わり方がやっぱり気に入らないですね。ローブローを受けてあそこで止める、ああいう前例を作ったらボクシングの為にならないですよ。だから「アミール・カーン」でなしに「アミール・あかーん」ですね。(クロフォードvsカーン)
5億円ももらっているのだから(カーンには)続けて欲しかったですよね(クロフォードvsカーン)
カーンも時間稼ぎにクリンチしたりジャブ使って距離とったり、生き延びる。あれがキャリアですね。(クロフォードvsカーン)
「he is fast, but not quick」という言葉があるのです。fastだけどquickじゃない。fastはハンドスピードが速いのです。quickは敏捷性や反応速度なのです。いい例がアミール・カーンで非常に手が速いが敏捷ではない。敏捷速度はメイウェザーの方が上です。
カーンには上手いテクニックがあるのです。それはクリンチワークです。今の現役選手の中でトップクラスです。良いパンチもらったらクリンチ、疲れたらクリンチなのです。(アミール・カーン)
ディフェンス防御をフットワークに過度に依存するというのは危険なのです。足が止まった時に打たれるわけでしょう。だからブロッキングなりボディワークなりいろいろ持っていないといけないのです。(カーンvsアルジェリ)
同じジャッジでも採点のつけかたに違いあるのです。3分間を1分2分3分と3分割して終わった時点でぱっと決める。それからシーソーみたいにラウンドの流れで上下させ終わった時点で傾いている方につける。それが世界的傾向なのです。(カーンvsアレキサンダー)
ボクシングというのはラストラウンドは独特な力が出るのです。「これで終わりだ」っていう気持ちで。(カーンvsコラーゾ)
結局札束で、言葉悪いですけど面張ってこういう良いカード組んでいるのです。(カーンvsコラーゾ)