昔、ジョー・メデルというカウンターパンチがいてロープ際の魔術師言われたのですけど、これトニー・ハリソンはロープ際のジャバーですよ。ロープ背負って相手を引きつけてジャブを返しているのですね。(トニー・ハリソン)
アルバレスはたたき上げの強さがありますね。メキシコのボクシングの技術的伝統、ホセ・メデルであり、ミゲル・カントであり、それからリカルド・ロペス。ああいったところのフェイントのかけ方、フットワーク、ブロッキング、ああいうのがカネロに凝集されているのです。(サウル・アルバレス)
ラロ・ゲレロを覚えているファンがどれだけいるかですね(笑)。ただ「ロープ際の魔術師」ジョー・メデルはそのラロ・ゲレロをノックアウトしているのですね。古い話になりますが。
なぜそんな昔からウンベルト・ソトの試合を見ているかというとルイシト小泉のマネージャーだった時にWBC総会でソトが「挑戦させてほしい」と来たのですね。それでテープを見たら長身なのにカウンター取るのがうまい。彼はジョー・メデルみたいと結局挑戦を受けなかったのです。(ウンベルト・ソト)
ヘビー級というのは我々のイメージとして非常に攻撃的なパワーで相手をねじ伏せるようなボクシングが主流でしょう。こういうヘビー級のジョー・メデルみたいなカウンターパンチャーのボクシングしていると勝ち負けは別として人気が出ないですよ。(スティバーンvsアレオーラ)
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