■スキル(テクニック)(2)

■スキル(テクニック)

スマッシュというのは下から左アッパーと左フックの間、45度くらい斜め上へ持っていくパンチですね。

フェイントを使う事ですね。ボディを攻めようとしているのだと思わせておいて上に持っていったり、上を狙っておいて顔面打ってこようとしているんだと思わせておいて急にボディを持っていったり。やっぱり相手にとって意外な予期しないパンチというのが当たるし効くのです。

だからワンツーが当たらなかったらワンツースリーフォーまで打つのですよ。それが当たらなきゃファイブシックスまで打のですよ。

ボクサータイプの目でよける自信とか経験は悪い意味で横着なんです。逆に言えば無駄が少なくなるのです。だから上手くいった時には目の先三寸で外してさっとよけてカチンとかそういうのが増えてくるのですね。

背の低い選手がジャブ打つのはプラスマイナスがあるのです。マイナスというのは相手に右クロスをかぶせられることです。ところがスピードがあったら長身の選手には下からのジャブというのは見えにくいのです。

ボクサーの反射神経ってワンツーは避けられるのです、反射的に。しかし返しのパンチ、それが見えにくいのです。だからトレーナーは3つ目をかえせって言うのです。

競った試合になると、そういう演技力で減点を引き出すというのも一つの技術ですよね。日本の選手ってどうしてもフェアで淡白ですからそこまで演技する選手というのは少ないのですよね。

ただ置いているだけのブロッキングでは単なるガードです。ブロッキングというのは上下左右に、ボディ来たら肘で避ける。そういうのがブロッキングなんです。

ワンツーから左フックって2~3種類あるのです。ワンツースリーで打つのと、ちょっと間隔置いて左フックくる場合と、ワンツーでもう次左フックこないのかなと思ったらちょっと間を置いて左フックをがんとくる場合と3種類あるのです。

サウスポー同士で右フック使う時にはタイミングを気をつけないといけないですね。というのはですね空振りして手が残っていると左のクロスが飛んでくるのですよね。だから打ち終わってミスした時はダッキングしないといけないですね。

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