フリオ・セサール・チャベス (1)

フリオ・セサール・チャベス

メキシコの英雄チャベスでさえやぶった強打者で、その独特の防御勘で打たせない。それで自分のパンチはジャストミートさせる。そういう決した選手でした。(コンスタンチン・チュー)

いい例があるのですよ、私はフリオ・セサール・チャベスね、日本で日本人と対決してその試合が見たかった。好敵手がいなかった。それがいい例で、ゴロフキンに対抗する選手が日本にいる。村田諒太という、しかもオリンピックの金メダリスト、そして世界チャンピオン、最高の構図ですよ。

カネロみたいなのはメキシコの伝統歴史を継いで熟成されて出来上がった結晶みたいな感じがしますけどね。チャベスの強さもあるし、ミゲル・カントの避ける上手さもあります。サラテとかバレロとかモラレスとかそういうのをみんな吸収しているのがカネロ・アルバレスです。

左側にいるのがジョーイ・ガマチェですね。オルズベック・ナザロフ、フリオ・セサール・チャベス、それからアルツロ・ガッティなんかと戦いましたよね。ガッティとの試合がラストファイトで2000年です。その後にエマニュエル・スチュワードのクロンク・ジムで修行して1本立ちしたのですね。

それからフリオ・セサール・チャベスに挑戦した安京徳、下向いて目をつむったでしょう。これでも1位かと世界的に非難が認定団体にあったのです。それだったら上位者で指名挑戦者の決定戦をさせてそれで1位を決める。これだったらファンもやマスコミを納得させられるのです。

連打するにつれて腰がすわってきて強いパンチを打てる。フリオ・セサール・チャベスがそんな連打の仕方をしていましたよね。回転が速いでしょう。公開練習見た時に「これは強敵だな」って印象を持ちました。(ルイス・ネリ)

チャベスが去った後ですね、ボクシング王国メキシコを背負うのはバレラだと言う声もありますからね。(マルコアントニオバレラ)

チャベスシニア対メルドリックテーラー第1戦からボクシングのセオリーが変わったのです。勝ってるほうはラストラウンドにアウトボクシングするべきで、出てリスクを冒すべきではない。それが1つのセオリーになったんです。だからラストに倒しに行くのは立派なんです。

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