カルロス・サラテ(1)

カルロス・サラテ

やっぱり好みの問題でね、もっとカルロス・サラテみたいにチャンスがあったら攻め落とすようなボクシングを好きな人から見ると、効かせてから無駄な動きですよね。まあ芸達者なところを見せてるのでしょうけど、こういうボクシングを良しとするか、悪しとするかですよね。(テオフィモ・ロペス)

今のことに関してやっぱりアメリカでルディ・エルナンデストレーナーに教わってだからパンチを効かせるのにウェイトを左側にもってってちょっとためて左フックを振り切るのが通常なのです。そうでなしに伸ばすパンチの中で当てぎわで拳握って打つ時にいかに力を抜いているか。その力の出しはじめと出し終わりの格差で効かせるのです。カルロス・サラテがそんな感じでした。

バンタム級は非常に伝統のあるクラスで歴史的に名チャンピオンが生まれていますね。黄金のバンタムと言われたエデル・ジョフレ、ミスターノックアウトと言われたルーベン・オリバレス、180cmの身長があったパナマのアル・ブラウンとかね。カルロス・サラテも。そういうのが生まれてますよね。

カネロみたいなのはメキシコの伝統歴史を継いで熟成されて出来上がった結晶みたいな感じがしますけどね。チャベスの強さもあるし、ミゲル・カントの避ける上手さもあります。サラテとかバレロとかモラレスとかそういうのをみんな吸収しているのがカネロ・アルバレスです。

過去のプエルトリコとメキシコの激突で最も印象に残るのがウィルフレド・ゴメスとカルロス・サラテです。そしてそのゴメスとピントールというのも歴史に残る激突。そしてメキシカンキラーのゴメスに対してサルバドル・サンチェス、これは返り討ちにしたのです。そういう歴史的激闘があるのです。

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