カネロみたいなのはメキシコの伝統歴史を継いで熟成されて出来上がった結晶みたいな感じがしますけどね。チャベスの強さもあるし、ミゲル・カントの避ける上手さもあります。サラテとかバレロとかモラレスとかそういうのをみんな吸収しているのがカネロ・アルバレスです。
アルバレスはたたき上げの強さがありますね。メキシコのボクシングの技術的伝統、ホセ・メデルであり、ミゲル・カントであり、それからリカルド・ロペス。ああいったところのフェイントのかけ方、フットワーク、ブロッキング、ああいうのがカネロに凝集されているのです。(サウル・アルバレス)
職人芸のように上手かったですよね。小熊正二さんとか、高田次郎、触沢公男、当時の日本のフライ級のトップクラスと戦ってとにかく当てさせないで自分のパンチは当てるのです。そして写真判定、紙一重で勝っていましたね。(ミゲル・カント)
過去のディフェンスの名手を調べてきたのですが、ヤング・グリフォー、ジャックジョンソン、ニコリノローチェ、ミゲルカント、イラリオサパタ、ウィルフレドベニテス、パーネルウィテカー、そしてフロイド・メイウェザーです。
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