プロモーターとしてはやっぱりスリリングな選手、マイク・タイソンだったり井上尚弥みたいな最初から倒しにいくノックアウトを期待させるような選手、倒し方が豪快な選手、お客さんがまた観に行きたい、そういう選手がやっぱりドル箱スターなんです。
井上尚弥選手はスーパーバンタムですよね。その周辺、特にフェザー級あたりの選手、みんな井上選手を挑発するのです。戦うと井上選手のモンスターというビッグネームが獲れるでしょう。そして莫大な試合報酬が期待出来るということで、「やろう、やろう」って挑発が多いですよね。
当然大橋ジム井上陣営に映像は流れるでしょうから。だから一試合挟むことというのはある意味プラスの面とマイナスの面で、自分の欠点を相手に見せてしまうこともあるのですね。(グッドマンvsチャイノイ)
目指すからには4団体統一してから上に上がって井上尚弥選手に挑戦というのが筋ですよ。だからそれを目指して。他のチャンピオン達もなかなかの実力者ですからね、そう簡単ではないと思いますけどね。まあ楽しみですね。(中谷潤人)
公開採点で面白かったのがこの前の井上vsネリで、試合の前に公開採点やるって決めていたのに、WBC以外の他の団体の立会人が否定したわけです。それで結局公開採点無しになったのです。公開採点の立場というのは賛成/反対が微妙なのです。
ネリというのはバックグラウンドに持っている山中選手との経緯とか、戦う本人はこの試合に集中するのでしょうけど、観る側からするとそういう因縁もありますし、ファンにとってはたまらないですね。(井上尚弥vsルイス・ネリ)
東京ドームを使ってボクシングをやるというのはやっぱりよほど人気があって集客力のある選手、だから井上尚弥みたいな選手が出現したからこれが実現したのですね。(井上尚弥vsルイス・ネリ)
テレンス・クロフォード選手がスーパーライトとウェルターの2階級4団体等一をやったんですけどクロフォードは時間がかかってますよね。井上選手はわずか5ヶ月、2試合で達成したのですからまさしく偉業ですよ。(井上尚弥)
私は井上選手の性格を知っているからこのままずるずるはいかないだろう、だってバトラー戦もあそこで強引に倒しきったじゃないですか、それが井上選手なんです。(井上尚弥vsタパレス)
この距離でタパレスは井上選手と打ち合うのは勇気いりますよ。倒される覚悟で当て返してやろうという気持ちで。(井上尚弥vsタパレス)