アレクシス・アルゲリョ(1) 

アレクシス・アルゲリョ

アレクシス・アルゲリョが「俺は小さいパンチで倒すのは好きじゃない、小さいパンチで効かせてフィニッシュは大きいロングのパンチで決める」と言っていました。それで2階席のバルコニーで見ている人にもきちんと何のパンチで倒したかを見せるのが理想だそうです。事実そういう倒し方していました。

頭の位置というのは大事なのです。例えばアレクシス・アルゲリョなんかはほとんどバッティングしなかったでしょう。本当に上手い選手はバッティングさせない位置で戦いますよね。(チャベス・ジュニアvsレイエス)

これまでボクシングを観てきてサウスポー対策が上手いなと思ったのは元世界ライト級チャンピオンのカルロス・オルチス、それからソット・チタラダ、チタラダは右でも左でも自在にジャブを当てたのです。アルゲリョも上手かったですよ。(ブルックvsギャバン)

過去にニカラグアから出た世界チャンピオンはアレクシス・アルゲリョ、エディ・ガソ、ロセンド・アルバレス、ローマン・ゴンサレス、みんな馴染みで日本で試合してますね。

亡くなったアレクシス・アルゲリョは綺麗に倒すというのが美学で、「ごちょごちょごちょと連打で倒すのは好きではない。最後のフィニッシュブローが綺麗じゃないと良いノックアウトではない」と言っていました。(アレクシス・アルゲリョ)

ニカラグアの選手っていうのはですねアレクシスアルゲリョもそうですけど脇腹へショートの左フックでボディ打ちますね。エデルジョフレが青木勝利を倒したようなああいうショートのフックで相手を痛めつけるという技を持っていますね。

中南米は左利きの選手は右利きに直してしまうんですよ。アルゲリョもそうでした。

ニカラグアの選手はあまりフットワークが得意じゃないんです。アルゲリョもそうだった。ローマンゴンザレスもそうピョンピョン飛び跳ねるタイプじゃない。摺り足でじわじわいくタイプですね。

パッキャオも良い選手、アルゲリョも良い選手。各々特徴が良いところがあるのです。だから自分の中の良いところを前面に出して戦っていくのがボクシングなのです。

例えばアレクシスアルゲリョやウィルフレドゴメス、この程度の相手だったら倒してますよ。キラーインスティンクトって言う打倒本能、がっと行くようなところが必要なんです。(Mガルシアvsブルゴス)

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