ニコラス・ウォータース(1)

ニコラス・ウォータース

日本人のトレーナーだったらこういう強いジャブを打つ選手に「おまえそんな力んで左を打つな、ジャブはもっとシャープに打て」と言いますよ。ところがこういう強いジャブで的中率が良かったら脅威ですよね。(ニコラス・ウォータース)

ドネアは心の中でウォータースを過少評価している面があったと思います。3ラウンド以降強引すぎた。向こうはジャブついてジャブついて試合を組み立てていたのに、ドネアは左フック狙いで雑になっていましたね。(ドネアvsウォータース)

1ラウンド目にドネアがスリップダウンしたでしょう。あれはスリップだからポイントには関係ないようなものの心理的に「これはやばい」というのがあったと思います。(ドネアvsウォータース)

ドネアはちょっと焦って大きいパンチ振っていきましたからね。ちょっと冷静さを欠いていたような感じがしましたね。(ドネアvsウォータース)

(目が腫れたドネアに)ヘッドスリップで相手のパンチを避けるタイプの選手は出来るだけ小さく避けようとしてちょっとグローブがかする事があるんですね。かつてホセ・ナポレスがジョン・ストレーシーとやった時に小さく避けようとして目が腫れあがった事がありましたね。(ドネアvsウォータース)

高柳さん今の傷なんですけどバッティングによる出血です。それは大事なんですよ。もし試合がずっと流れて例えば8Rや9Rでストップされた時、負傷判定を取るかTKOになるかの節目になりますからね。(ドネアvsウォータース)

ダルチニャンは以前は自分の方が壁だったのです。前に出ると相手は下がってくれたのです。怖がってね。ところがウォータースはダウン取ったせいもありますけどウォータースの方が前に出ているのですね。(ウォータースvsダルチニャン)

低い姿勢(クラウチングスタイル)でくるサウスポーに対してウォータースは右アッパーを打てるかどうかなのです。その代わり打つと怖いですよ。あのダルチニャンの左フックがくるのですから。(ウォータースvsダルチニャン)

サウスポーに対した時にいつものボクシングが出来るかどうかですよね。それとダルチニャンは普通のサウスポーじゃないでしょう。非常に変則的で頭の位置が低いのです。(ウォータースvsダルチニャン)

ジャマイカというのは優秀な陸上競技選手をたくさん排出していますけどこのウォータースも全身バネのような身体してますよね。(ニコラス・ウォータース)

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