ビック・ダルチニアン(1)

ビック・ダルチニアン

ボクサータイプだったミハレスがスタイルを変えて打合いも出来るようになった。ところが上に上がるにつれ距離を詰めることでダルチニアンに倒されたりテラサスに負けたり。完全なアウトボクシングしてたら勝てる相手にも打合うことで負けたりする。それがボクシングの面白さですね。(ミハレス)

ああいうねちっこい強打者というのはアルメニアの伝統ですね。フィジカルの強さもありますよね。肩から上腕部につけての力強さというダルチニアン的なところがありますよね。

ゲストに来た時に言ったのですよ「Blood is thicker than water(血は水より濃い)」子供の事を思わない父親はいないのだから仲良くやれよと。親父さんは良いトレーナーなのです。ダルチニアンに勝った頃はアジアの選手にないボクシングを教えてました。(ノニト・ドネア)

「なぜダルチニアンのボクシングがバンタム級で通用しないかわかるか?」って私が言ったら「なんでだ?」と言うので「スピードが落ちているからだよ」と答えたのです。あの当時の機敏さ敏捷さ、もうサッと入ってパッと当ててたでしょう。スピードが落ちているわけです。(ビック・ダルチニアン)

ダルチニアンは以前は自分の方が壁だったのです。前に出ると相手は下がってくれたのです。怖がってね。ところがウォータースはダウン取ったせいもありますけどウォータースの方が前に出ているのですね。(ウォータースvsダルチニアン)

普通サウスポーは右に周るために右に重心をやや乗せるのですが、ダルチニアンは逆なんですよ。あくまで左にウェイトを移してその左を強く打ち込もうというボクシングですね。(ビック・ダルチニアン)

低い姿勢(クラウチングスタイル)でくるサウスポーに対してウォータースは右アッパーを打てるかどうかなのです。その代わり打つと怖いですよ。あのダルチニアンの左フックがくるのですから。(ウォータースvsダルチニアン)

サウスポーに対した時にいつものボクシングが出来るかどうかですよね。それとダルチニアンは普通のサウスポーじゃないでしょう。非常に変則的で頭の位置が低いのです。(ウォータースvsダルチニアン)

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