エデル・ジョフレ(1)

エデル・ジョフレ

エデル・ジョフレがコーナーで座らなかったのですよ。青木勝利戦、ファイティング原田戦。ところが2戦目のファイティング原田戦は終わりの頃座ったのですよ。疲れたのでしょうね。だけどなぜ座らなかったのか聞いたら、立ち上がるエネルギーが勿体無い。身体の戦うリズムが座って途切れる。ジョフレはそう言ってましたね。

ジャック・デンプシーと戦ったジーン・タニー、レオン・スピンクス、原田vsジョフレを捌いたバーニー・ロス、それからケン・ノートンらが海兵隊だったのですね。陸軍、空軍、海軍の他に海兵隊があるのです。

例えばすごいパンチをくった時にかつてこんなパンチくったことがある経験があれば我慢出来るのです。そういうパンチをくったことがなかったら例えばエデル・ジョフレのすごいパンチ、そういうのをくったらやはり倒されてしまいますよ。気持ちが耐えられないのです。

バンタム級は非常に伝統のあるクラスで歴史的に名チャンピオンが生まれていますね。黄金のバンタムと言われたエデル・ジョフレ、ミスターノックアウトと言われたルーベン・オリバレス、180cmの身長があったパナマのアル・ブラウンとかね。カルロス・サラテも。そういうのが生まれてますよね。

ジョフレとかタイソンもそうだけれども、ああいう両グローブを顔に付けるというのは最近あまり流行らないのです。というのはお互い高速回転のボクシングの試合でしょう。ああいう硬く構えてブロックすると遅いのですよ。(シェラーズvsピト)

エデル・ジョフレ選手がファイティング原田選手に負けた時に、あと何センチか足が前に出ていたらと、それはやはり脱水・減量の影響なのです。足首のバネが普段の良い時では無いのです。だから踏み込みきれなくてパンチにウェイトが乗らなかったですよ。

昔ファイティング原田さんがエデル・ジョフレと戦った時に原田さんがジョフレに「きみコーナー間違えているよ」って指示したのです(小泉)。格好良いですね(高柳アナ)。それは自分(原田)の方が間違えていたのです(小泉)。大爆笑(一同)。

ジョフレが端正なおとなしそうな顔をしていましたね。まあ出すパンチ、特に青木勝利戦、「なんだ?」と思うくらい凄いパンチでしたね。(エデル・ジョフレ)

昔エデル・ジョフレが相手に打たせるのが上手かったのです。悪く言えば攻防分離なのですが、相手に打たせると自分が打つタイミングが掴めるのです。

ニカラグアの選手っていうのはですねアレクシスアルゲリョもそうですけど脇腹へショートの左フックでボディ打ちますね。エデルジョフレが青木勝利を倒したようなああいうショートのフックで相手を痛めつけるという技を持っていますね。

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