■世界のこと(11)

■世界のこと

なぜイギリスで同国人同士がウケるのかわかりますか?日本人同士だったらなんだ日本タイトルマッチじゃないかそういう風になります。これは歴史を紐解けば18世紀当時ボクシングは英国でしかやらなかった。それが英連邦を通じて広がっていったのだけどその時に英国人vs英国人の頂上決戦というのが伝統的にあって、英国人はまたそれが好きなのです。

遺伝とボクシングというテーマでデータ集めて調べてみると面白いかもわからない。日本人体型、アフリカの細身の選手とか、中南米の選手とか色々あるでしょう。それで親兄弟その家系でまた体型っていうのがあるでしょう。そうところからアスリートの系図というのが出てくるかもしれない。

アルゼンチンの選手は結局自国で世界タイトルマッチをやるための経済力がないでしょう。だから海外思考、海外敵地で勝つボクシングを心がけていますね。決め手をもつこと、ディフェンスをしっかりする、打つ時はまとめて打つ。敵地で判定になってもアピールできるような戦い方をしてますね。

私アルゼンチンへ上山仁選手とフリオ・セサール・バスケスの決定戦の時に1週間くらいいたのです。毎日パブリックジムなんですよ。みんな色んな選手がいて、そこで練習していたマスボクシングがグローブで相手のパンチを叩き落とす練習。押さえつけて相手の手を下に持っていく、あれ腕の力いりますよ。やはりアルゼンチンのブロッキングはこういう基本練習するのだと思いましたね。

イタリアのラツィオというのはローマのちょっと北ですよね。割とローマに近いところなのですね。(マグネシvsカカチ)

イタリアの選手というのは結構テクニシャンが多いのですよね。昔デュリオ・ロイという技巧派の名チャンピオンがいたのですけどその系統をひく身体は小柄なんですけどテクニックありますよね。(マイケル・マグネシ)

ドミニカの選手というのは色々なタイプがあるのですけど、カルロス・テオ・クルスといった名チャンピオンがいたのですよ。それで日本にもきて辻本英守さんと戦いました。やはりボクシング上手かったですね。それと速い。速くて上手い。それほどの強打者というよりは中南米全体がだいたいテクニック重視ですよ。

WBAは本部がもともとベネズエラ、それをパナマに移して、またコロンビアに一時事務局を置いたりしたのですけど、アメリカに本部を置くことに決めたんですね。コミュニケーションという面ではアメリカに本部を置くことはいいことですね。

私はプエルトリコに4度行ったことあるのです。WBO総会で2回、WBC総会の帰りに1回、あと1回はなんかのビジネスで行ったのですよ。結構小さい島なんですよ。それで四国とちょっと似ているなと調べてみるとプエルトリコの面積は約9千平方キロメートル、それで四国の4県で倍なのです。ところが人口はほぼ同じなんです。

アメリカはこういう世界ランカーのホープ同士のこれタイトルマッチで無しにぶつけるのですね。

タイトルとURLをコピーしました