■世界のこと(6)

■世界のこと

このSSEハイドロアリーナ、この会場のコンサートやライブ会場としての年間の売上げが世界で3位なのです。1位がロンドンのO2アリーナ、2位がマンチェスターアリーナ、それで4番目がマジソンスクエアガーデンなのです。

(比国のボクシング事情について)ホープをアメリカのプロモーターが青田買いする。パッキャオが全盛期に結構あったのですがその熱がちょっと冷めてきたかなという感じです。アメリカに連れて行ってテストマッチやらせたら結構テストに通らなかった。パッキャオに続いたのは結局ドネアだけでしょう。

(歴代のニカラグアのチャンピオンは?の問いに対して)初代がロイヤル小林さんと戦ったアレクシス・アルゲリョ、輪島功一さんと戦ったエディ・ガソ、その後でロセンド・アルバレス、リカルド・マヨルガ、ホセ・アルファロなど。ニカラグアの9人目のチャンピオンがローマン・ゴンサレスなんですね。

だいたいボクシングというのは人口密度が高い都市で、例えばニューヨークであり、ロサンゼルスであり。あるいはカジノタウン、ラスベガス、アトランティスシティ、そういうところがボクシングの聖地なのです。ところがこういう風にヒーローが生まれるとそこでたまに興行があるのですね。

20年前にプエルトリコ行ったことがあるのですよ。そのとき子供たちが基本練習していたのですが、扇型を描いて左へ右へサイドステップしていた。その動きをコットがやっていますね。あれプエルトリコの選手はみんなやるのです。(コットvsアルバレス)

過去にプエルトリコは優れたチャンピオンを出しているのですけど、最近ではフェリックス・トリニダードが非常に人気があって強いチャンピオンでした。それに匹敵するくらいコットというのは現代の偉大なヒーローなのです。(ミゲール・コット)

ラスベガスでアンダーカード見ていると言葉は悪いけど頭がおかしくなってくるのです。採点基準が違うなあと。あそこまでジャブ、フットワーク、カウンターとるボクサータイプを取るのかなあと。それに慣れている人っていうのはそういう見方をしてくるのですね。(ベレスvsリオス)

プエルトリコの選手というのはサイドステップの基本があるのです。エドウィン・ロサリオみたいな蟹の横歩きみたいなのをよくやります。メキシカンは割と相手に対して前後に動きますが、プエルトリカンは左右に動きますよね。(ベレスvsリオス)

フランスのボクシングは下火なのですよ。かつてアカリエス兄弟なんかがプロモートしてフランスも良い時があったのですが、やはり最近はフランスの選手がイタリアとかドイツとか他の国に行くのが多いですね。

メキシコとプエルトリコというのはボクシングのライバル国なんですね。大阪でウーゴ・カサレス(メキシコ)に「日本とメキシコはライバル国だ」と言ったら「メキシコの最高のライバルはプエルトリコだ」と言っていました。過去のプエルトリコとメキシコの激突で最も印象に残るのがウィルフレド・ゴメスとカルロス・サラテです。そしてそのゴメスとピントールというのも歴史に残る激突。そしてメキシカンキラーのゴメスに対してサルバドル・サンチェス、これは返り討ちにしたのです。そういう歴史的激闘があるのです。

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