ノニト・ドネア(1)

ノニト・ドネア

モンティエル戦はフィニッシュが凄くて良いのですけど、私が良かったなと思ったのは西岡戦です。フットワークは良かったし、サウスポーに対してシャープなジャブ・ワンツーついて、あの試合はドネアの出来が良かったですね。ベストファイトの1つです。(ノニト・ドネア)

ドネアは心の中でウォータースを過少評価している面があったと思います。3ラウンド以降強引すぎた。向こうはジャブついてジャブついて試合を組み立てていたのに、ドネアは左フック狙いで雑になっていましたね。(ドネアvsウォータース)

1ラウンド目にドネアがスリップダウンしたでしょう。あれはスリップだからポイントには関係ないようなものの心理的に「これはやばい」というのがあったと思います。(ドネアvsウォータース)

ドネアはちょっと焦って大きいパンチ振っていきましたからね。ちょっと冷静さを欠いていたような感じがしましたね。(ドネアvsウォータース)

疑わしきは罰せずとかいう言葉がありますけど、ボクシングでやっぱり論議をよんだ勝負というのは再戦で決着をつけるべきです。勝ったドネア自身も納得していないし、負けた方はもっと納得していない。当然リマッチですよ、出来る事ならダイレクトリマッチでやって欲しいですね。(ドネアvsベチェカ)

ゲストに来た時に言ったのですよ「Blood is thicker than water(血は水より濃い)」子供の事を思わない父親はいないのだから仲良くやれよと。親父さんは良いトレーナーなのです。ダルチニャンに勝った頃はアジアの選手にないボクシングを教えてました。(ノニト・ドネア)

ドネアに対してはジャブは武器になる面と、逆に相手につけ込まれる穴になる面もあるのです。ドネアは左フックを合わせてきますよ。(ベチェカvsドネア)

ドネアがモンティエルにパンチ出させて左フックで仕留めたでしょう。だからモンティエルはあれがくるとは思ってなかった。ああいう風な意表を突くパンチが効くのです。(モンティエルvsドネア)

フィリピンは元々日本よりボクシングが盛んだったんですね。アメリカの文化が先に入ってきてボクシングも先だった。我々の先輩なんです。日本はそれを追い抜いてボクシング王国を作った。ここのところパッキャオやドネアこういった選手が出てきて一気にボクシングが盛んになりました。

かつてフラッシュ・エロルデというフィリピンの偉大な世界チャンピオンがいましたけどね、ドネアは現代のフラッシュですね。(モンティエルvsドネア)

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