ワシル・ロマチェンコ(7)

ワシル・ロマチェンコ

ああいうスパーリングみたいな打ち方というのはポイントを取るうえでは損ですよ。もっとしっかり打たないと。(ヘイニーvsロマチェンコ)

ロマチェンコの欠点というとやはり攻防分離なのです。相手が攻めている時には守るのです。だからヘイニーとしては攻めて手数出して相手を守勢に追い込むというのが一つの手ですね。(ヘイニーvsロマチェンコ)

ヘイニーが勝つにはアグレッシブにいってやっぱり手を出して攻めることですね。狙いはやっぱりボディだと思いますね。(ヘイニーvsロマチェンコ)

ロマチェンコのチーフセコンドの父親のアナトリーはちょっと悪い時は策士策に溺れるみたいなところがあるわけです。それはテオフィモ・ロペス戦、考えすぎ、避けすぎ、結局ボクシングを単純化してもっと攻めないとポイント取れないですよね。(ワシル・ロマチェンコ)

採点傾向としてラスベガスポイントというのが言われているのです。だから左のリードを重視しますよね。振り分け採点だからそういう風になるんですけどね。ラスベガスではジャブ出した方が得ですよ。(ヘイニーvsロマチェンコ)

最初3:1でヘイニー有利だったのです。ところが試合が近づくにつれてロマチェンコの調子の良さが伝わったのか9:4まで縮まってきたのです。実際ラスベガスというのはそういう情報があるのです。(ヘイニーvsロマチェンコ)

ロマチェンコは技術力は自他共に認める高いものがありますけどブランクありますよね。それとヘイニーにはロマチェンコが苦手とする俊敏さ、スピードがありますよね。ハンドスピードがあります。だからロマチェンコの技術力が通じない部分があると思います。実力伯仲だと思いますね。(ヘイニーvsロマチェンコ)

ロマチェンコオーラと言いますか、なんかロマチェンコには勝てないというみんなの雰囲気ではなくなってきているのです。まあロペス戦以降かもわからないし。そのホルヘ・リナレスにダウンされたそれも影響しているかもわからないし。こうみんなロマチェンコをくってやろうとかかってきますよ。(ロマチェンコvsオルティス)

ロマチェンコの上手さとリゴンドーの上手さといったら違うでしょう。ロマチェンコの方が運動量が多いですよね。フットワークでかわして左へ行き、右に行き、ボディワークを使って。ところがリゴンドーはやはり見切りなのですよ。目で捌いてしまうのですね。もう最小限の動きで捌いてしまうのです

ただねあの試合に関しては伏線があるのです。以前のロマチェンコだったら相手のパンチはくわない自信がありますからあんなに警戒しないのですよ。けどホルヘ・リナレス戦でダウンくったでしょう。あれでなんかロマチェンコが以前より注意深く警戒深くなった。だからロペスだったら以前のロマチェンコならスイスイよけてあんなに守勢にはならなかったと思うのですね。だからそこが勝負のあやでしたね。(ロマチェンコvsロペス)

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